2人目出産後の心身の絶不調がピークになり困っていたところ、ふとしたきっかけで知人からアレクサンダーテクニークのワークに誘われました。
ワークに参加してもまず言われていることがさっぱりわからない。しかしバガヴァッドギータと同じように「何故だかわからないけど胸の奥で響く」その感覚だけを頼りに毎週ワークに通いました。
そのうちに「ラクな身体」を経験しました。ラクな身体から出てくる言葉、思い、動きはわたしが努力をしなくてもすべて平和なのです。
マインドの状態が身体にどんな影響を与えるか、身体の状態がマインドをどう変化させるかを、理屈ではなく生命体丸ごとで実感し瞬間でした。
そしてわたしたちの中には常に「気づいている賢い人」がいるということもその師から学びました。摩訶不思議な師から出てくる言葉は当時のわたしには難解極まりないものでしたが、その時の言葉がずっとこころに残っていて、その言葉を解くためにその後の出会いや人生が展開されているように思えてなりません。

自分の身体で体験、体感、経験することで本質を理解していく方法は目から鱗でした。
いつでもどこでも自分の身体を使って学ぶことができます。
その体験が大きなきっかけとなり、こころとからだのつながりに強い関心をもつようになりました。ワークによってとても大きな気づきの恩恵を受け取りましたが、当時のわたしの器は小さく理解も浅いため、難しいと感じ途中でやめてしまいました。
やめてしまうといとも簡単に「不調なわたし」に戻ってしまいました。